約13.5km
安藤広重の浮世絵に登場する中津川を北上し、道中の安全を祈願する坂本神社を目指します。
参拝後は中山道ルートをたどり、中山道で一番栄えた宿場、大井宿を目指します。
【コースの見どころ】
坂本神社八幡宮
坂本神社八幡宮は、創建が大宝2年(702)1300年もの歴史を持つ神社。中山道の元となった岐蘇山道(きそのやまみち)最大の難所といわれた恵那神坂峠を無事に越えるため、旅人が神坂の山霊・大山衹大神を遙拝するために建立されたといわれています。その当時は坂本神社でしたが、源頼朝が鎌倉幕府を築いたころ、九州の宇佐八幡宮より源氏の氏神、八幡宮を歓進・合祀して坂本神社八幡宮となりました。
美濃屋
中津川宿と大井宿のコースのほぼ中間に位置する中山道上にあるお菓子屋さん。季節ごとのお菓子はもちろん、東濃地方で盛んな地歌舞伎をテーマにした「おひねり栗きんとん」も人気。旅の途中に立ち寄りたいところ。
明治天皇行在所(現在改装のため閉館中)
明治13年(1880)6月28日に明治天皇が宿泊された場所です。部屋、風呂場、便所が当時のまま残されています。現在は、まちかど美術館・博物館として大井宿の案内やギャラリーの企画展示なども行っています。
中山道ひし屋資料館
大井宿の有力な商家・古山家の住宅を改修し、大井宿の町屋を体験できる施設として平成12年(2000)に開館。奥の店蔵には、妻籠宿から大湫宿までの紹介と資料展示があります。
旅館いち川
初代市川左右衛門は寛永年代旅籠屋「角屋」を現在地にて始め、角屋の屋号も明治初年に「旅館いち川」に更め、400年営業を続けています。
※サイクルラックあり
大井宿
市街地であるにもかかわらず、かつて庄屋を務めた古い町屋建築が現在も残り、情緒ある雰囲気を漂わせています。日本橋から数えて46番目の宿場町にちなんだ「しぶろく」ブランドによる町おこし、そして明治天皇行在所の改修など「大井宿」再発見の動きも活発で、新しい魅力を生み出し続けています。